みなさん、こんにちは。副業マーケターのfuruです。
本業はエンタメ業界で企画制作をしており、その傍ら副業マーケターとして企業のデジタル分野のサポートを行なっています。ありがたいことに月10万以上の規模でWebマーケティングの副業案件を頂けるようになりました。このスキル自体はWebマーケティング系の会社に勤めて身につけた訳ではなく、ほぼ独学で身につけたものになります。
本記事では、個人で副業マーケターとして活動をする筆者が、Webマーケティングの独学方法についてご紹介していきます。ご紹介にあたっては、下記項目を5段階で評価していきますので、ぜひ参考にしてください。最後には筆者が実際に月10万以上の案件を獲得するに至ったモデルも紹介しています。
- 費用のかからなさ:独学にあたっての費用感
- 取り組みやすさ:取り組む上でのハードルの高さ
- リターン:学びから生み出されるリターン度合い
- Webマーケティングを独学で学びたい
- Webマーケティングの独学方法を網羅的に知りたい
- 独学からマネタイズまでの手順を知りたい
Webマーケティングの学び方全般を知りたい方は、こちらの記事をぜひお読みください。
目次
Webマーケティングの独学方法
Webマーケティングの独学方法についてさっそくご紹介します。大きく下記8つを順に解説していきます。
- 書籍
- YouTube
- SNS
- Webマーケティングメディア
- Webマーケティングスクール
- Webマーケティングセミナー
- 自分でWebサイト(ブログ)を運営
- 本業でWebマーケティング領域の仕事にチャレンジ
書籍でWebマーケティングを学ぶ
費用も一冊1500円〜2000円程度ですし、読み放題サービスに登録すればもっと安く多くの本を読むことができます。取り組みにあたっても購入して読むだけなのでハードルはとても低いですよね。書籍の場合、その分野の専門マーケターが書かれている場合が多いので、今自分に必要な情報を専門的に身につけることができ、行動にすぐに落とし込むことができればリターンも即現れるでしょう。
YouTubeでWebマーケティングを学ぶ
フリーランス系の方が積極的にYouTubeにて情報発信を行っており、どれも実体験に基づいた内容となっているので信頼性も高いです。無料で視聴ができるというのも大きなメリットの1つとも言えます。
SNSからWebマーケティングの情報を得る
YouTubeと同様に、色々な方がWebマーケティングに関する情報をSNSで発信していますので、それらから学ぶ方法です。
どれも無料かつ有益な情報ばかりですので、自分の学びたい領域について発信をしている方を積極的にフォローして情報収集をしてみましょう。
Webマーケティングメディアで情報を得る
一度読み始めると、どんどん関連記事を読み進めて時間だけ過ぎていく場合もあるので、このようなメディア系から学ぶ際は、事前に自分が何を学びたいか、どういう情報を得たいのかを明確にしておくことをおすすめします。
Webマーケティングスクールで学ぶ
学ぶ方法や学べる範囲はスクールによってバラバラですが、どれも費用はある程度かかってしまいます。
その代わり、書籍などでは得ることのできない実践的な知識を習得できる点はスクールで学ぶ方法の大きなメリットの一つです。
Webマーケティングセミナーに足を運ぶ
主にその分野に詳しい方を招いてのパネルディスカッションが多く各社の事例をベースとしたお話となるので全くの知識がない方には難しいかもしれません。
それでも十分過ぎる情報を得ることができますので、ぜひ1度足を運んでみるといいでしょう。
また、こういったセミナーではSNSの実況が許されている場合が多く、セミナーで聞いた情報をSNSで呟くと、そのセミナーに興味のある方と繋がるきっかけにもなります。セミナーではそういった人とのつながりが生まれる場でもあるので、面白いですよ。
自分でWebサイト(ブログ)を運営してみる
Webマーケティングは座学で頭に知識を入れるだけでは全く意味がありません。実際に自分で仮説を立て、仮説に対して自分の知識を活かして改善策を立て、効果検証を行うという実践的なWebマーケティングのスキルを磨くことが必要なのです。その意味で、自分でWebサイト(ブログ)を運営するのはとても良い独学方法の1つと言えます。
本業でWebマーケティング領域の仕事にチャレンジする
マーケティングの部署が絡んでいる場合もあるかもしれませんが、最低限個人で行える範囲もあるはずなので、その業務を自分で担当します。
すると、本業の時間を使いながらもWebマーケティング系の知識を身につけることができ、実践的な運用も経験できることになります。その経験が生きていくると本業内でも、ある程度価値のある人材として捉えてもらえる可能性もあがるのでリターンは大きいかと思います。
Webマーケティングの種類別、独学手順
Webマーケティングを独学で学ぶといっても、どの分野のマーケターを目指すのかによって学び方や学ぶ手順は変わってきます。そこで、Webマーケティングの種類別に独学手順例をご紹介します。
広告マーケター
①:運用する広告の分野を決める
広告運用といってもディスプレイ広告、SNS広告などと種類も多くありますので、どの広告運用に取り組むかをまず把握しましょう。
②:該当分野の知識を深める
取り組む運用広告が定まったら書籍やWebコンテンツから知識を身につけましょう。
③:実践的な経験を積む
広告運用については書籍だけではイメージが湧かないかもしれません。場合によってはWebマーケティングスクールで実践的なカリキュラムに取り組むのもおすすめです。
④:実際に自分で運用してみる
Webマーケティングスクールに通う事に少し気が引ける方は、実際に自分で広告運用してみるのもありです。どの媒体も個人が広告出稿できるようになっているので、実際に出稿し、運用しても経験値たまると思います。どちらにしても実際に広告を自分で運用するという経験を持つ事が大事です。
⑤:クライアントワークに取り組む
広告運用について、知識と経験が身についたら実際にクライアントワークへ取り組みマネタイズしてみましょう。
SEOマーケター
①:該当分野の知識を深める
書籍やWebコンテンツからSEOの知識を身につけましょう。
②:WordPressでサイトを作る
自分でサイトを作成してみましょう。無料で作成の手順を紹介している記事もありますので1日あれば立派なサイトが作れるかと思います。
③:サイトを運営する
サイトの作成ができたら実際に運用しましょう。①でつけた知識をフルに活用し、どうすれば狙ったキーワードで記事が上位に来るか?を考えて実践してみる事が大事です。
④:アクセス解析を通して仮説検証を繰り返す
運営の実践ができたら、アクセス解析を通して自分の仮説が正しかったのか?さらにはどんな策を打てば上位にいきそうなのか?色々な仮説と検証を繰り返す事でSEOに対する実践的な知識が身につきます。
⑤:クライアントワークに取り組む。
自分の中である程度、SEO対策に対する体系的な知識が身についたらクライアントワークへ取り組みマネタイズしてみましょう。
SNSマーケター
①:該当分野の知識を深める
書籍やWebコンテンツからSNSマーケティングに関するの知識・事例を身につけましょう。
②:SNSアカウントを開設・運用し、特徴を掴む
実際に自分でSNSのアカウントを開設・運用しSNSごとの特徴を掴みましょう。
自分で利用する事で書籍やWebコンテンツではわからない温度感やトレンドを理解する事ができます。
③:目標に向けて仮説検証を繰り返す
目標・目的(フォロワー増、UGC増など)に応じてツイート、施策を行いながら仮説検証を繰り返し経験値をつけていきます。
④:クライアントワークに取り組む
実績が作れたら実際にクライアントワークに取り組みマネタイズをしてみましょう。
Webマーケティングスキルのアウトプット
Webマーケティングを独学で学び終わった後の活かし方をご紹介します。前述にて、クライアントワークに取り組みマネタイズをすると記載しましたが、副業としてのクライアントワーク以外にも活かし方はありますのでぜひ参考にしてください。ちなみに、自分が学んだ知識をどう活かせば良いかをある程度イメージできていないと、学習途中で目的や目標を見失う可能性があるのでしっかりゴールを意識して学んでもらえたらと思います。
本業
Webマーケティング知識を本業の業務で活かすには、自分がWebマーケティングの知識・スキルを持っている事を周りに知ってもらう必要があります。個人の範囲で知識・スキルを活かせばよいと言う事であればいいのですが、Webマーケティング能力を活かして部署内で希少性の高い人材となるには、周りの人にも認識してもらう必要があります。認識してもらえれば、何かあるたびに「この領域ならあいつに聞いてみよう」と関係者の第一想起に自分を入れ込む事ができます。
方法としては、うまく自分の業務とWebマーケティングの領域を組み合わせる事です。組み合わせながら効果が出てきたらすかさず、自分のWebマーケティングスキルに起因したものだと、少しずつ共有をしていき関係者の頭に刷り込んでいきます。この辺りは「自分をマーケティングする」というマインドが大事になりますね。
副業
Webマーケティング知識を副業で活かすには、副業マッチングサイトに登録をしてクライアントワークとなる案件を受注しましょう。最初の頃は実績もなく、中々案件に結びつかないかもしれませんが、本業でのWebマーケティング領域の成果なども実績に入れつつ案件獲得を待ちましょう。うまく軌道に乗ってくれば安定して案件を獲得できますので、根気強く頑張りましょう。下記では、筆者もよく活用しているマッチングサイトをご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
転職
Webマーケティング知識を転職で活かすには、ずばりIT系に強い転職サイトに登録する事です。自身のWebマーケティングに関する知識がどの企業にマッチするかなどもエージェントがアドバイスをくれるので安心です。。また、少し違うルートをご紹介すると、転職サポート付きのWebマーケティングスクールに通うのもありです。転職保証があるスクールもあるので勉強しながら転職活動ができるのはジョブチェンジにあたっての不安をなくしてくれるでしょう。
副業マーケターに至るまで参考モデル例
筆者が月10万以上の案件を頂けるような副業マーケターになるまでの過程を、1つのモデルとしてご紹介します。
- 印刷業界にて自社Twitter運用の担当になる
- Web制作部門でアナリティクスの使い方を学ぶ
- 独学でTwitter運用を行いフォロワーを1万人まで伸ばす
- Twitter経由でBtoB案件を受注する
- キャラクター系のTwitterアカウントも兼任する事になる
- クラウドファンディングでマネタイズに成功する
- SNSマーケティングとWeb分析の経験を武器にエンタメ業界へ転職
- 業務の傍ら、BtoCサービスのTwitter運用の担当になる
- フォロワーを1万人増やし、認知拡大に務める
- 副業マッチングサイトへ登録
- これまでの経験を武器に案件を獲得
- 受注案件を増やし月10万以上を稼げるようになる
筆者の場合は、本業のWebマーケティング領域を少しずつかじって、それを独学で磨いていきマネタイズまで持っていきました。今までの過程で大事だなと思ったのは、本業でも成果をしっかり出して社内の信頼を得た上でWebマーケティング領域のスキルをかじる事です。
本業が疎かで信頼性がないと仕事も振られなければ、全てが中途半端になってしまいます。本業をしっかり行った上で、「この業務少しやらせてもらえませんか?」と話せるようになる事を覚えておきましょう。
まとめ
本記事では、Webマーケティングの独学方法を評価項目ごとにご紹介し、スキルの活かし方や筆者のマネタイズまでのモデルを解説しました。
個人的におすすめなのは、下記です。
1)
- 本業の中でWebマーケティングのスキルを身につける
- 実績を意識してスキルを磨く
- 実績を武器に副業案件を受注しさらに経験を積む
- 足りないスキルは書籍やスクールで学ぶ
2)
- 書籍やスクールでスキルを身につける
- 本業で経験を生かした実績を積む
- 実績を武器に副業案件を受注する
- 副業実績を武器にさらに案件を受注しスキルを磨く
Webマーケティングスキルを活かして副業を行うには、どうしても実績が必要になるので、いかに実績を作れるかが肝になります。
本業でWebマーケティングスキルを活かした実績が作れたのならば、副業に活かすことを視野に入れるといいでしょう。
この辺りは個人の立場によって最適な学び方があると思うので、自分にあった独学方法を試して頂けたらと思います。