目次
はじめに
この記事は、下記のような悩みを持つに向けて「ブルー・オーシャン戦略」を説明する内容となっています。
・ブルー・オーシャン戦略について学びたい
・競合他社との競争を避ける方法を知りたい
また今回、「ブルー・オーシャン戦略」を説明するに当たっては、内容が多くなりそうなので、複数回に分けて説明をさせて頂きます。これら全ての記事を読むと、
・ブルー・オーシャン戦略の概要を掴めます
・ブルー・オーシャン戦略の立て方が掴めます
・ブルー・オーシャン戦略の実行方法が掴めます
お伝えする内容
下記の記事に分けてお伝えさせて頂きます。
- 「ブルー・オーシャン戦略とは」
- 「ブルー・オーシャンを創造する為の分析フレームワークとツール」
- 「ブルー・オーシャン戦略の立て方」
- 「ブルー・オーシャン戦略の実行方法」
今回の記事でお伝えする内容は、「ブルー・オーシャンを創造する為の分析フレームワークとツール」です
参考書籍
より詳しく「ブルー・オーシャン戦略」を学びたいという方は、こちらの本をお読みください。
分析フレームワークとツール
ここではブルー・オーシャン戦略を立てる上で重要になる、ブルー・オーシャンを創造するための分析フレームワークを紹介します。
- 戦略キャンバス
- 四つのアクション
- アクション・マトリクス
上記分析フレームワークは、ブルー・オーシャンを創造する上で基本となるものなので、ぜひ押さえておきたい部分です。では、それぞれについて解説をしていきます。
戦略キャンバス
第一のフレームワークは「戦略キャンバス」です。
- 業界の競争要因を横軸に置く。
- 下から上へ向かって「低い」→「高い」と縦軸に置く。
- 横軸の要因ごとに顧客がどの程度享受しているかを点打ちする。
- 各点を線で結ぶ。
そうして見えてきた曲線は「価値曲線」と言い、各社の戦略特徴を分かりやすくします。このフレームワークによって下記を把握する事ができます。
- 既存市場の現状の把握
- 競合他社が何を強みとしているかの把握
このフレームワークでは、まずキャンバスを作成する所まででOKです。
四つのアクション
第二のフレームワークは「四つのアクション」です。
ブルー・オーシャンの創造とは、「戦略キャンバス」の作成によって見えてきた他社の価値曲線と異なる価値曲線を引く事が重要になります。
その際のポイントとしては、「競合他者から代替産業へ」、「顧客から顧客以外へと視点を移す」です。
ブルー・オーシャン戦略とは、「価値を高めながらコストを下げる」という考えが土台となっていました。
既存市場で競合他社と自社を比較して差別化と低コストのどちらかを選択するというのは、ブルー・オーシャン戦略を策定する上では捨てなくてはいけないのです。
つまり、「競合他者から代替産業へ」、「顧客から顧客以外へと視点を移す」ことで業界の枠組みを超えた価値を生み出す事を意識しなければなりません。
そこで使用する手法が、「四つのアクション」と呼ばれる手法で、4つの問いによって価値曲線の刷新を目指します。
- 業界常識の要素の中で取り除くべきものは何か?
- 業界標準と比べて減らすべき要素は何か?
- 業界標準と比べて増やすべき要素は何か?
- 業界でこれまで提供されておらず、付け加えるべき要素は何か?
各項目は業界常識や業界業順から視点をズラすようになっているため、上記アクションを自社に行う事によって、新たな発見に繋がるのです。
アクション・マトリクス
第三に挙げるのは、「アクション・マトリクス」です。これは、前述した「四つのアクション」を補う分析手法となります。具体的に、四つのアクションで答えた項目を漏れのないよう具体的に書き込む作業になります。
- 十字を描き、4つの枠を作る。
- 左上に「取り除く」と書く。
- 右上に「増やす」と書く。
- 左下に「減らす」と書く。
- 右下に「付け加える」と書く。
- 各項目へ四つのアクションの答えを書き込む。
以上がブルー・オーシャンを創造するための、フレームワークとツールになります。まずこれらのフレームワークとツールを使って業界の現状を把握し、刷新への糸口を見つける事が重要です
まとめ
・分析フレームワークとツールを使ってまずは市場を把握する事が重要。
・ブルー・オーシャンを創造するには戦略キャンバスを刷新しなければいけない。