目次
はじめに
この記事は、下記のような悩みを持つに向けて「ブルー・オーシャン戦略」を説明する内容となっています。
・ブルー・オーシャン戦略について学びたい
・競合他社との競争を避ける方法を知りたい
また今回、「ブルー・オーシャン戦略」を説明するに当たっては、内容が多くなりそうなので、複数回に分けて説明をさせて頂きます。これら全ての記事を読むと、
・ブルー・オーシャン戦略の概要を掴めます
・ブルー・オーシャン戦略の立て方が掴めます
・ブルー・オーシャン戦略の実行方法が掴めます
お伝えする内容
下記の記事に分けてお伝えさせて頂きます。
- 「ブルー・オーシャン戦略とは」
- 「ブルー・オーシャンを創造する為の分析フレームワークとツール」
- 「ブルー・オーシャン戦略の立て方」
- 「ブルー・オーシャン戦略の実行方法」
今回の記事でお伝えする内容は、「ブルー・オーシャン戦略とは」です
参考書籍
より詳しく「ブルー・オーシャン戦略」を学びたいという方は、こちらの本をお読みください。
ブルー・オーシャン戦略とは
ブルー・オーシャンの意味
そもそも、「ブルー・オーシャンとはどういう意味だ?」という方に向けて、対となるレッド・オーシャンの意味と合わせて説明をしますと、下記となります。
<レッド・オーシャン>
・競争の激しい既存市場のこと
<ブルー・オーシャン>
・競争のない未開拓市場のこと
つまり、ここでいう「ブルー・オーシャン戦略」とは、レッド・オーシャンでの競争を避け、ブルー・オーシャンを創造し競合との競争を無意味なものするための戦略ということになります。
世の中にはレッド・オーシャンを勝ち抜くための戦略もありますが、レッド・オーシャン戦略を活用した競争は競合他社を打ち負かし、既存市場のパイを奪い合うことになるため、競争相手が増えるにつれて、利益や成長の見通しは厳しくなっていく特徴があります。
逆にブルー・オーシャンを創造し競争を無意味とする戦略では、新しい需要を掘り起こすことになるため、利益の伸びにも多いに期待ができることになります。
ブルー・オーシャン戦略の土台となる考え方
そして、上記ブルー・オーシャン戦略を切り開こうとする際に気をつけなくてはいけないポイントがあります。それが「戦略へのアプローチ」です。少し分かりづらいかもしれませが、「アプローチ」とは、いわば戦略を考える際の方向性とも言える部分で、そこで重要となるキーワードが、「バリュー・イノベーション」です。
ブルー・オーシャン戦略を考える上では、この「バリュー・イノベーション」というキーワードを土台として置く必要があります。では、「バリュー・イノベーション」とはどんな意味なのでしょうか。
価値(バリュー)と改革(イノベーション)が重んじられ、コストを押し下げながらも、買い手にとっての価値が高まる事。
つまり、ブルー・オーシャンを創造するためには、コストを押し下げながらも、買い手にとっての価値が高まる「バリュー・イノベーション」の考えを念頭におき、競合他社とのベンチマークを行わず従来とは異なる戦略ロジックに従う必要があるという事になります。
では、「コストを押し下げながらも、買い手にとっての価値を高める」にはどうしたら良いの?
こちらに関して、書籍「ブルー・オーシャン戦略」の中では、下記のように言われています。
<コストを押し下げる>
業界の常識とされる競争を削ぎ落す。
<買い手の価値を高める>
業界にとって未知の要素を取り入れる。
この辺りは文字で言われてもしっくりこないと思いますので、次回の記事で「フレームワーク」をご紹介しますのでそちらで説明させて頂きます。
まとめ
・ブルー・オーシャン戦略とは、競合他社との競争を無意味なものするための戦略。
・ブルー・オーシャンを創造するには、「バリュー・イノベーション=(コストを下げながら買い手の価値を高める)」を土台として捉える必要がある。