「城之内死す」「年号が変わっている!!」公式がネタを取り入れてバズを起こしたSNSマーケティング事例

 

「公式やりやがったwww」「 まさかの公式」

ネットやTVの影響で生まれた流行をコンテンツの公式がSNSのネタにすると言う場面が最近多くなってきています。

「コンテンツ公式」と言われると「真面目、しっかりしている」といったイメージがあり常に正しい情報を顧客へ流すものと捉えられていますが、そのイメージを良い意味で裏切る事で、見ている側にもコミュニケーションを発生させバズを引き起こす事ができます。

この「ネタに乗っかる」という事は、安易と思われるかもしれませんが、マーケティング的にはとても意味のある事だと思っています。その理由としては、以下になります。

 

顧客にツッコミ所という余白を作りコミュニケーションを生み出す

ネタにする際、顧客がつっこむスキマができる為、「●●のツイートみた?」等と言ったコミュニケーションが生まれる。つまり、そのクリエイティブを見た顧客は、そのネタの面白さを誰かに共有したくなるし、誰かに伝えたくなります。

ちなみにネタがよりニッチだと、ファンの間では「わかる人にはわかるネタ」として一層拡散される傾向があるようです。その意味がわかりやすい記事があるので紹介。

参考記事:

ポプテピピックはデジタル化が生んだ最先端のコンテンツだ

 

顧客に対して親近感を創出しコンテンツのファンを増やす

前述したように、「コンテンツ公式」と言われると「真面目、しっかりしている」といったイメージがあります。そこに対して流行ネタを取り入れるという面を公式が見せると顧客には、「自分たちの流行・声をちゃんと見ている」「公式が触れてくれるの?」といった良い意味での裏切り(ギャップ)が生まれ「親近感」へと繋がっていきます。結果、「公式という立場でありながらも自分たちと同じ目線で居てくれるもの」というイメージがつき、コンテンツのファン化にとってプラスに働いていきます。

 

そんな「公式やりやがったwww」という事例を以下から紹介していこうと思います。

 

「城之内死す」

「城之内死す」:

城之内死す(じょうのうちしす)とは、アニメ遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第128話のサブタイトルであり、登場人物の真崎杏子やらかした遊戯王史上最大といっても過言ではないネタバレである。

ニコニコ大百科より引用

この「城之内死す」はTVやネットでも話題となり、ファンの間でもネタとされる事が多いのですが、「遊戯王 デュエルリンクス」の公式Twitterがキャンペーンのネタとして採用していました。

 

ネタツイート

 

結果

Twitterの日本トレンドでも上位にランクイン。

 

ユーザーからの反響

総評

ハッシュタグ投稿を行わせるような導線設計になっているという事もあるのですが、かなり上手くユーザーのハッシュタグ投稿を実現できている。また、日本トレンドに入った事でアプリを使用していない遊戯王ファン、ネタを知らない・遊戯王を知らない未認知層にもリーチが出来ています。

ファン層にとってはコンテンツの盛り上がりを創出しつつ、それ以外の層へはアプリ・コンテンツのプロモーションが出来ている為、それぞれのターゲットに応じて効果を発揮している企画だと思います。

 

「年号がァ!!年号が変わっている!!」

「年号がァ!!年号が変わっている!!」:

漫画鬼滅の刃』に登場する手台詞年号がァ!!年号が変わっている!!とは、年号が変わったことに気づいたときに使う台詞である。

ニコニコ大百科より引用

年号が変わった事に対して怒り狂う作中シーンの放送が、ちょうど年号が変わるタイミングに近く「鬼滅の刃」公式Twitterがネタとして採用していました。

ファンの間では、ネタとされていたが公式側が採用した事により大きなバズが起きました。

ネタツイート

結果

動画1つとハッシュタグだけで大きなバズに

「約52,000RT」、「約90,000件いいね」という拡散性も高く、エンゲージメントも高いツイートとなった。

ユーザーからの反響

総評

元号が変わるという機会に、タイミング良く演出出来たというのは、プロモーションとしては最高だったと感じます。また、エンゲージメントの高さから視聴者からの評価も高いですね。

 

その他の事例も随時更新予定

その他の事例についても、随時更新していこうと持っていますので少々お待ちください。