ラブライブ!サンシャイン!!の劇場版、「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」を見てきたので、そちらにについて少し書こうと思います。
目次
ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」
内容(※ネタバレ注意)
今回の内容は、3年生が卒業したあとのAqoursのメンバーの未来について、SaintSnowのそれからについてのお話。9人から6人になったAqoursは、今後どうあるべきなのかを探し出すという所が描かれています。
本作品で一番伝わってきた事
本作品で一番伝わってきた事は、「本気でやってきた事はなくならない、心に残る」という事。3年生がいなくなったAqoursとSaintSnowは欠けた分をどうにか自分たちで埋めようともがき苦しみます。ですが、本作品で3年生は残されたメンバーにこう伝えます。
「いなくなるわけじゃない、心に残っている。」
「いなくなる=何もかも0になる」という事ではないという事です。なくなったものを数えるのではなく、自分の中にあるものを数えなさい。本気で取り組んできた事には何かしら自分の中に残りそれが今後の自分たちに繋がっていると感じ取れました。
だからこそ、今回の話で言えばAqoursやSaintSnowは3年生がいなくなったとしても何もかも0になるわけではなく、それぞれのグループでこれまで得た事を糧に新たな自分たちのグループを作っていけばいい。何も過去の姿に固執しなくもいいんだよというメッセージがあるのではと思いました。
人それぞれ解釈はあると思うのですが、本気でがむしゃらに駆け抜けていけば自分の心と身体には何かが必ず残ると学びました。
題名に隠されたメッセージ
こちらの舞台挨拶の記事にも書いてあるのですが、
●タイトルに「Over the Rainbow」とつけた理由は?
酒井監督:自分の中で、本作のストーリーが『オズの魔法使い』と合致するところがあったからです。「知恵」と「心」と「勇気」は、最初から持っていたというところですね。それでミュージカル映画版の劇中歌、「Over the Rainbow」から着想を得ました。プロジェクトスタッフのみなさんや音楽プロデューサーの大久保さんからも「『Over the Rainbow』そのままでいいんじゃないか」と仰っていただき、形を変えることなくそのまま採用していただきました。
まさに、自分が歩んできた道で色々なものを得ていたという事です。3年生の卒業という場面に遭遇した時に私たちには何も残っていないと思っていたメンバーは、実はこれまで3年生と歩んできた道の中で色々な事を得ていたと気づかされます。
作品を通じての教訓
誰でも過去の姿にすがり付きたい、過去と同じものを再現したいと思う事もありますが、そう思った時に自分には何も残っていないと絶望する必要はないという事。過去の活動を通して、今自分の中にどれだけのものが残っているのか、何を学んできたのかを自分の中で明確にする事が大事だと思いました。
過去に固執する事なく、自分に残っているもので何が表現できるのかを考えていく事に意味があると思います。
ですが、ただ駆け抜けるだけではなく、本気で取り組む事も大事。本気で取り組まなければ自分の中に残ったものは見えてこないという事もこの作品を通じて感じ取れました。
商品リンク
少しでも興味のある方はぜひお買い求めください!